先日の土・日曜に、仙台へ自分のお稽古に行きました。
数ヶ月前から、私が「教える」立場として動き始めたことにとても喜んで下さり
子供を連れて落ち着かない中でも、たくさんのことを教えて下さいました。
「盆点前(ぼんでまえ)」というのは基本の基本、難しいお点前ではないのですが、
やはり他人様に教えるからには
その何倍もの知識というか、知恵、考え方、生き方が必要で、
また胸がいっぱい(頭もいっぱい)になって帰ってきました。
もちろん実用的な、お道具の扱い方や質問をされた時の受け答えのストックも。
最近の私はつい頭でっかちになり、
そうではなく、ただシンプルに
日々の生活で楽しむ(愉しむ)ためでいいのではないかと言われ、ハッとしました。
そうですよね、私のような若輩者に「お茶とは・・・」「わびさびとは・・・」なんてしゃべられても、ピンときませんよね。
質問の答えのありどころはわかる範囲でお教えしますが、あとは私も勉強中です。
ただ、「お茶の点てかた」「飲みかた」「お菓子の食べ方」「和室での作法」など、450年の歴史の中でも変わらない、基本的なことはお教えできます。
なかなか家に和室の少なくなった現代ではこのような機会は少ないと思いますので、
一度きちんと教わると、どこへ行ってもおじけづくことなく動けると思います。
お茶はステータスではありません。
お点前(おてまえ)はパフォーマンスではありません。
私も難しいことはお教えできませんが、
生活の一部として取り入れやすいように
若者は若者なりのお茶教室を開催していきたいなと思いました(^^)