お茶席での懐紙(かいし)の使い方
お茶席では、お茶が出てくる前に先にお菓子をいただきます。
お菓子のお皿が回ってきたら、自分の懐紙を準備して、その上にお菓子を乗せます。
流派によって少しずつお作法は違いますが、ここでは武者小路千家(むしゃこうじせんけ)のお作法をご紹介いたします。
(1) 一番外側の1枚だけを裏返します。
こんな風にくるっと。1枚だけです。
完成。横から見た様子。
この上にお菓子を乗せます。
きれいな内側を1枚だけ外側に向けることで、清潔なところへお菓子を乗せられます。
下のその他の懐紙は一緒に左手の上に持ってお皿のように安定させ、
手の上で、楊枝で切りながらいただきます。
お菓子もお席ごとにテーマに合わせ、趣向が凝らされています。
どんなお菓子なのか、目で楽しみ、舌で楽しみましょう。
食べ終わったら、汚れた1枚だけたたんで懐(ふところ)へ。
汚れた懐紙はもう使用しませんので、食べた後は片づけます。
(各自、家で捨てましょう)
余った懐紙、楊枝も数寄屋袋にしまいます。
あとはお茶が来るのを待ちます(^^)